QtopiaとDualBoot for iPAQ36xx (自己責任で)
最近、話題のリナザウで採用されて有名なQtopiaですが
iPAQでもQtopiaを動作させることができます。しかも、CFでDualBootで。
なのでリナザウ用に作られたアプリが動く可能性があります。
(そのままでは、動かないものも…。)
ただ、ちょっと不安定なのでリナザウなiPAQを体験してみよう!
と、いう気軽な気持ちで行きましょう。
まず、必要なものは、FamiliarでDualbootで作ったCF。
(第一パーティション(FAT16)は 15MB位はほしいところです。)
もちろん、Melonでもできますが、ほぼ同じものができあがるのと、ファイルの削除などが必要なことを考えると
おすすめできません。(詳しくはMelon公式サイトのHow-toで。)
それと必要なものは、Qtopiaのインストールに必要な.ipkファイルです。
Qtopiaには、1.3と1.4があるようでまず、1.3を例に説明します。
Qtopia1.3の.ipkファイルは、
http://qpe.sourceforge.net/packages/ipaq/1.3.1/
にあります。
こちらの.ipkファイルを母艦のWindows上からFlashGet等を使って全てDownloadして
Qt1.3 というフォルダを作ってその中へ保存しておきます。
これをフォルダごとCFにコピーして準備完了です。
本当は、iPAQ自体をNETにつないで…という方法が本来の方法?かと
思われますが、とりあえず、体験ということで…。(かなり強引でいいかげんな方法ですが…。)
準備の出来たところでCFをiPAQに挿してFamiliar0.5.1を
起動して早速Terminalを開いて
sh-2.03# mount /dev/hda1 /mnt/hda/sh-2.03# cd /mnt/hda/Qt1.3/
sh-2.03# ipkg install *.ipk
と、CFの第一パーティションをデフォルトで存在する/mnt/hda/に
mountしてQt1.3ディレクトリ(フォルダ)へ移動して
*.ipk(ワイルドカード)を使って
そこにある全ての.ipkファイルをabc順にインストールしていきます。
このまま、10分程放置しておくとインストールが完了してできあがりです。
あとはrebootして同じように起動すれば、
リナザウのようなiPAQが体験できます。
1.4の方も説明すると、全く同じというわけにはいきません。
↓から
http://qpe.sourceforge.net/packages/ipaq/
全てDownloadして Qt1.4 というフォルダにいれて、そのなかの下の4つのファイルを削除します。
qpe-handwriting_1.4.0-1_arm.ipk
qpe-keyboard_1.4.0-1_arm.ipk
qpe-pickboard_1.4.0-1_arm.ipk
qpe-unikeyboard_1.4.0-1_arm.ipk
これらは、iPAQで直接サーバーにつないで
インストールしないとだめな?ようなので。(なくてもとりあえず体験できますので。)
更に以下のファイルを
qpe-batteryapplet_1.4.0-1_arm.ipk
qpe-cardmon_1.4.0-1_arm.ipk
qpe-clockapplet_1.4.0-1_arm.ipk
qpe-volumeapplet_1.4.0-1_arm.ipk
Qt1.4 フォルダ下に Qt というフォルダをつくりそちらへ移動しておきます。
これで準備完了です。
Qt1.3の時と同じように
sh-2.03# mount /dev/hda1 /mnt/hda/sh-2.03# cd /mnt/hda/Qt1.4/
として*.ipkの前に6つのファイルを先にインストールします。
sh-2.03# ipkg install qpe-qipkg_1.4.0-1_arm.ipk
sh-2.03# ipkg install qpe-pics_1.4.0-1_arm.ipk
sh-2.03# ipkg install qpe-qcop_1.4.0-1_arm.ipk
sh-2.03# ipkg install qpe-sounds_1.4.0-1_arm.ipk
sh-2.03# ipkg install qpe-taskbar_1.4.0-1_arm.ipk
sh-2.03# ipkg install qt-embedded_2.3.2-12_arm.ipk
sh-2.03# ipkg install *.ipk
これであとは、リブートしてQtopiaを起動して
QtopiaのTerminalから
sh-2.03# mount /dev/hda1 /mnt/hda/
sh-2.03# cd /mnt/hda/Qt1.4/Qt/
sh-2.03# ipkg install *.ipk
として残りのファイルをインストールします。
(必要なければしなくてもかまいませんが…)
以上でできあがりです。
とりあえず、これでQtopiaを体験することができます。
1.4の方はメニューのrebootが動作しないのでTerminalから
rebootと入力してください。
また、Qtopiaは、Xを使わないので
Xを必要とするアプリは動作しなくなってしまいます。
あと、Qtopia1.5もあるようですが同じ方法での起動が確認できてませんので…。
最後に、
Qtopiaを開発され、公開されてるTrolltechさんに、感謝です。
それと、
iPAQ Pocket PC fan by yoshito@tagashira.comが
iPAQでLinuxな日本のサイトとして有名ですが、
こちらではQtopiaをCFから起動する方法等、いろいろ参考にせていただきました。
どうも、ありがとうございました。
(2003年3月 1日)