iPAQでMAME
(xmame。対応game数、2200は伊達じゃない!!)(自己責任で)
PocketPCでいくつかmameは、ポートされ存在しますが、
そのどれもが、母艦用(Windows,DOS…)とは一線を置くものでした。
snes9xがiPAQ Linuxでとても良い感じでしたので、もしやコレも?
と思い試してみてビックリ!かんどーしますよ!!
(というか…ショックを受けますよ!…どのくらい?…100Mほど(笑))
xmameのインストールから起動まですでにhandhelds.orgさんで
詳しく説明されていますので、これを基本として、
こちらで代理公開させていただいている
Familiar0.6.2GPE DualBootイメージでの
使用法について説明したいと思います。
今までの記事では1から全て説明してきましたが今回は趣向を変えて、
できるだけ簡単に導入できるよう覚えたばかりですが、
シェルスクリプトを作りました。
Familiar0.6.2GPE DualBootイメージのCFが
できていることを前提に説明していきます。
まず、こちらからxmame.tar.gzを、
Downloadから、xmame install for 0.6.2 v0.x.zipを、
それぞれダウンロードしておきます。
今回も例に使用するロムは、著作権に抵触しないPD ROM、
vanguard.zip (Vantris by Norbert Kehrer.zipを解凍して取り出したもの)です。
xmame install for 0.6.2.zipを解凍して中のxmameフォルダと
xmame.tar.gzをCFのbootフォルダのある第1パーティションにコピーしておきます。
さらに、xmame下のromsフォルダの中にR0Mファイル
(今回は、robby.zipとvanguard.zip)を入れておきます。
R0Mファイルは基本的に.zipのままでO.K.です。
これ以外に第1パーティションは32MB以上の空きが必要となります。
準備が整ったところでCFをiPAQに挿してLinuxをブートします。
rootでログインしたらterminalから
# mount -t vfat /dev/hda1 /mnt/hda/
# /mnt/hda/xmame/i/install
と入力すると自動的にxmameがインストールされていきます。
スワップファイルも作成されるのでしばらく時間が掛かります。
xmame install complete!
とでたらできあがりです。
早速、
# mame robby
とすると robbyが起動します。
基本的には
# mame ロム名
で、起動します。
※ ロム名の入カが面倒なので
ファイル名( フルパスではなく、/mnt/hda/xmame/roms/以下の)
(ファイルを選択しているわけではないので、別に移動しなくてもよい。)
# cd /mnt/hda/xmame/roms
# ls
# mame robby.zip
.zipを付けてもシェルスクリプトで.zipを取り除いてプログラムに
送るようにしてますので入カ支援のTabキーを使って
たくさんのゲームを順番に楽しむ時などはこちらの方が楽かと。
起動後に下にあるメニューバー(mbdock)の何もないところを
クリックしてでるサブメニューの Hide を選択すると最下方へ下がり
画面が広くなります。(もう一度出したい時は下の部分をクリック。)
また、デフォルトでランドスケープ(横向き)になっていますので縦で使いたい場合は、
# mame ロム名 1
とロム名の後に 1 を加えます。今回、紹介するもう一つのロムで、
# mame vanguard 1
となります。
デフォルトでのボタンは下のようになっています。
xmame起動中にサスペンドすると復帰時に固まることがあるので
xmame起動中は電源ボタンでサスペンドできないようになっています。
(メニューからは、一応できます。)
※xmameを終了してもログイン時のボタンのマッピングに戻らないようなので
# 0
というインチキコマンドを取り合えずつくりましたので
(中身は、# mbcontrol -exit)一度、ログアウトし(または、# gpe-logout) 、
ログインし直せば戻るようです。(調査中)
CFの第1パーティションにスワップファイル(swapfile)32MBを自動的に作成し、
大きなロムを扱っても起動できるようにしています。
僕のiPAQ3630は、RAMを64MBに増設しているので、
よほど大きなもの以外はスワップしませんが、
スワップするものは、デモを観て楽しむ程度と思って下さい。
このiPAQ Linux用のxmameは、残念なことにずいぶん以前に
開発がストップしていて現在入手できる最新のVerは、 0.37b7 です。
mameを愛用されている方は、よくご存知かと思いますが、
Verが新しいほど対応ロム数も、もちろん増えますが
同じ名前のロムでもVerによって違うことがありますので。
サウンドoffなどの細かい設定をしたい場合は
/root/.xmame/xmamerc を vi などのエディダで変更します。
(もう少し良い設定があるかもしれません。)
スピードはゲームによって違ってきますが、結構良く動きます。
音質は、お世辞にもイイとは言えませんが…。それなりに。
(もちろん全てを試したわけではありません。)
mameですので、ゲームの種類を考えると本格的に遊ぶには
同時押しのできるiPAQ38xxが、お勧めです。
この
xmame install for 0.6.2 をインストールすることによって
・次回、起動時より起動用のCFの第ーパーティションが/mnt/hdaにマウントされます。
・電源ボタンでサスペンドできるようになります。
・snes9xをデフォルトのまま起動すると他のアプリと競合して音がでなかったので
# snes *.smc
で起動させることにより回避。
( ただしこれも途中でサスペンドすると固まったりしますので。)
・サスペンドから復帰した時にパスワードの入力を求めないようになります。
最後に、gan さんに作っていただいたイメージを
もっと使いこなせるよう現在も日々努力(遊び)中。(笑)
結構、面白くなってきました。Linux。gan
さんと作者のTom
Kirkseyさんに、感謝!
まだ、末体験の方も、おいで、おいで(笑)。
(2003年8月7日)